ツカコラム

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銀色について


銀色って派手ですよね。存在感があるというかなんというか、「色」というカテゴリーに入れてはいけない存在とさえ思います。


そんな銀色による配慮をしてくれるのが薬局という場所です。生理用品やコンドームを買った時に外側から見えなくする「配慮」のために銀色の袋に入れてくれるのですが、あれって逆効果な気がしてならないんですよね。あの袋を持ってる時点でそういう物を買ったことが周囲にバレてしまう訳なので。


周りから見えない配慮をした結果、逆に周りに対して生理用品を買ったことを知らしめることになっているというパラドックス。銀色の袋じゃなくて不透明な白い袋ではダメなんですかね。


閑話休題、高校時代に学校で死ぬほど体調が悪くなってトイレで吐いた時に目に付いたボタンがありまして、なんか体調の悪い人は押してください的なことが書いてあったのですが、これがまさに「銀色の配慮」でした。

押した瞬間鳴り響く緊急地震速報のようなブザー、集まる野次馬たち。「体調が悪いなら人を呼んできますよ」と優しい顔で言ってくれた人が街宣車に乗って「ここに体調不良の者が隠れている!殺せ!」と走り回るかのような裏切り。


人を頼りたいがゆえに弱さを見せたが最後、永遠に弱みを握られて暮らす羽目になるのです。そうならないためにも極力自分の力でなんとかして、なにか頼りたい時は本当に信頼できる人に頼ろうと誓ったのでした。