牛(うし)
なんかすごいベタな話で申し訳ないんですけど、ステーキハウスとかハンバーグ屋さんの看板に「牛」を使うのってものすごく残酷じゃないですか?
同族がコンスタントに食物として提供されている施設の広告を笑顔で担うことって、真っ当な生き方をした人間の発想では絶対に出てこないですね。初版のグリム童話を彷彿させます。
あえてこれを風俗に例えるなら、店のホームページの嬢のプロフィール欄の下の方にある「業界経験がなく不慣れですが、献身的で優しい子です」みたいな店長コメントを両親に書かせてるようなもんですよ。
「おとなしくて人見知りしがちなんですが、本当に親思いの優しい子なんです」
「父の日にはマッサージチェアをプレゼントしてくれました」
まぁ僕は風俗には行ったことないんですけどね。歩いてて目に入った風俗店のホームページを検索しては、この店ではこのオプション有料なんやなぁとか感慨深くなって満足しちゃってます。
話を戻すと「ハムソーセージ美味しそう〜ハムソーセージ食べたいな〜」って思うのは豚じゃなくて人間なんです。つまり人間が食べる以上、人間が告知すべきなんです。
ハムの人を見習ってください。
そんなことを考えながら自炊してます。